ゆとり国語教室のブログ

愛知県犬山市にある小さな国語教室です。目標は塾のいらない子を育てることです。

主観と客観

先月から一部のクラスで主観・客観の違いについて勉強しています。

主観

自分だけの見方

感想・意見

人によって違う

 

客観

みんなの見方

事実・データ

誰からでも同じ

 

たとえば

「Aくんは背が高いよ」

とは主観。

自分は高いと思ってそう伝えても、聞いた子が高いと思うかどうかはわかりません。

会ってみたら

「なんだ、そうでもないじゃん」

と思うこともあります。

正確に伝えたいのであれば、

〇〇ぐらい高い

身長〇cmくらい

のように比べる対象を明確にするなど、客観的なデータを伝えるべきです。

 

小学校で取り組む作文のほとんどは、がんばったこと、楽しかったこと、これからの目標など、「自分」を中心にしたものがほとんど。

このため、客観的な表現をするのが苦手な子が多いようです。

 

自分の思いや考えを知ってもらいたいのであれば主観、状況を伝えたり議論をしたいのであれば客観というように、目的に応じて上手に使い分けられるように練習して行きましょう。