ゆとり国語教室のブログ

愛知県犬山市にある小さな国語教室です。目標は塾のいらない子を育てることです。

言いにくいことを伝える

大人でも言いにくいこと、いろいろありますよね。

 

それ、間違ってるよ。

私はこれキライ。

そういうの別に要らない。

似合ってないよ。

 

悪気はなくても思ったままに口にすれば相手を傷つけることになります。

かといって嘘をついて同調してしまうのも後で面倒になったりするし・・・。

 

というわけで、嘘をつかずに傷つけない工夫をいろいろ考えてもらいました。

たとえばある日登校してきた友達が、髪型を変えてきたんだけど…

 

 

似合うとか以前にそれちょんまげじゃん?

どういうこと?でも本人は気に入ってるみたいだし、傷つけたくない。

さすがに似合ってるとは言えないよ。

そんなとき、どう話そう??

こんなお題で意見を出し合いました。

 

自分の発言が相手にどう受け止められるかを考える習慣がまだあまりなかったようで、最初は用事があるふりをして逃げるとか、もう1回切って来るように言うなど迷走していましたが、だんだん色々なアイデアが出くるようになりました。

 

出てきた意見としては

〇良い・悪い どちらにも取れる表現

だいぶイメージ変わったね バッサリいったね! めずらしい髪型だなあ

 

〇評価とは違う内容へ誘導する

どこで切って来たの? どういうつもり(コンセプト)でこの髪型にしたの?

 

〇見たまま気がついた客観的情報で答える

へー、上の方は剃ってるんだ? お、ちょんまげだ

 

〇否定しすぎないように注意して正直な感想を伝える

たぶん前髪がある方が似合うと思うよ  ほかの子はわからないけどわたしは前の方が好きかなー

 

相手との関係性や状況によってふさわしい表現は違いますが、こうやっていろいろな場面や答え方を考える習慣を持っておくと、場に合わせた上手な受け答えができるようになると思います。

ぜひ遊び感覚でいろんな表現を考えてみてください。