授業では毎回音読を行います。
読む作品は有名な文学作品の中から月替わりで選んでいますが、どれも中学や高校で読むような難しいものばかりです。
しかも小学1年生から6年生まで全員同じものを読みます。
昨年度の音読作品はこちら↓
7月 日本国憲法
8月 おくのほそ道(松尾芭蕉)
9月 月夜の浜辺(中原中也)
10月 竹取物語(作者不詳)
12月 もろびとこぞりて
3月 朝三暮四(列禦寇)
あきらかに難しいですよね。
プリントにはすべて読み仮名が振ってありますが、どれもほとんど原文のままです。
でも子どもたちは活き活きと読んでくれています。
それはできたらすごい!と言いながら授業をしているから。
ちゃんとやりなさいと言われると萎縮してしまう生徒も、できなくて当たり前だと思うと気軽に挑戦することができます。
「こんなの読める小学生はなかなかいないよ」
「高校の教科書によく出てくる話だよ」
なんて言われたら、鼻息が粗くなってしまいます。
中にはガッツリはまって図書館で同じ作品を探して調べる子もいますし、習ったことを家で家族に教えてあげているという話も聞きます。
自分だけが知ってるって嬉しいんですよね。
プリントは全学年共通ですが、クラスごとの習得度合いに応じて授業内容は変えていますから、低学年でも心配する必要はありません。
「やらなきゃ!」
じゃなくて、
「やれたらすごいじゃん!」
と思いながら学習を進めてもらえればと思っています。