ゆとり国語教室のブログ

愛知県犬山市にある小さな国語教室です。目標は塾のいらない子を育てることです。

小学生

学習状況報告書

ブログをよんでくださっているみなさん、あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い致します。 新年の授業は4日からスタートしているのですが、ブログは10日をすぎてようやく更新しています。 というのも、毎月初めは保護者の皆さんへのお…

メモを取る練習

昨日高学年の授業で行ったのはメモのとり方と話す練習。 「お風呂に入るとどうして指がしわしわになるの?」 という文章を読んで、同じ内容を自分が説明するという内容です。 本文を見てはいけません。 見てもいいのは小さなミニボードに書いたメモだけ。 書…

洗濯機がないと洗濯できない

「まだ習ってないからできませーん」 「九九しらなきゃ割り算できないでしょ?」 そんなことありません。 うちの教室は1年生や2年生でも割り算や方程式の問題を解かせることがあります。 だからといって学校で習っていないような知識を先取りしたりはしま…

文章問題特訓中

ちょうど今だけマンツーマンになってるクラスの子。 せっかく一人なので、今月は苦手な文章問題強化月間にしてます。 「15本です!」 の、ビックリマークに 「わかったぞ!!」 っていう気持ちがあらわれてていいですね♪ この教室は国語教室だけど 「算数…

たいして勉強してないのになぜか賢い

タイトルにありますが、私の目指すものは たいして勉強してないのになぜか賢い子 を育てることです。 それはいわゆる「地頭」(じあたま)がいい子。 話を聞けばすぐに内容が頭に入ってくる。 一度ならえば習得できるし、応用もきくから問題も解ける。 学校…

ラベリング効果

あまり詳しくは無いのですが、私が大学生の頃に心理学の講義で「ラベリング効果」というものを学びました。 ラベリング効果とは、簡単に言えばラベル(名称など)が人に影響を及ぼすということ。 いい影響や悪い影響、それを与える相手などかなり広い意味があ…

せっかちさん

とっても頭の回転が速くて、説明した内容を瞬時に理解できる子がいます。 「これはどうなると思う?」 とわたしが尋ねると、すぐさま答えが返ってきます。 思考力もあるしほんとに賢い子です。 でもそのかわり、猛烈にせっかちさん。 待つことができません。…

考えはじめた子

考える習慣がなかなかつかない子がいます。 「勉強は先生の指示にしたがうこと」 「勉強は正解を覚えて答えるもの」 という意識があるようで、すぐに 「どうやるの?」 「これでいいの?」 「知らないからわからない」 と言ってくるのです。 毎月出している…

百人一首

11月の音読は『百人一首』を読みます。 これまでは全体で意味のまとまりのあるものを中心に選んできましたが、今回は短歌。 今までと勝手がちがって、気の使い所が違います。 今月読むのは百人一首におさめられている最初の9首。 子どもたちの様子をみて …

科学のお話を使った読解練習

文章を読む練習では文字→単語→文→短文→長文と、少しずつ長さを増やして練習しています。 まとまった文章を読む練習でわたしがよく使う本はこちら↓ なぜ?どうして?科学のお話2年生作者: コスモピア,大山光晴出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2009/12/09メ…

文法の勉強

正直私は子供の頃、文法が大の苦手でした。 品詞分解、用言・体言、活用形や活用の種類・・・変な語呂合わせで覚えたり呪文のように唱えて暗記したり。 国語大好き人間の私も文法の授業だけはうんざりだったし、テストの点もそれはそれはひどいものでした。 …

個別から集団授業へ

4月当初からずっとマンツーマンでやっていたクラスに、来月から新しく2人の生徒さんが来てくれました。 1人はもともと来てくれていた子の紹介で、2週間ほど前に体験授業を受けてくれた子。 もう1人は通りすがりに看板を見て、今日体験授業を受けてくれ…

塾ってあんなに楽しいものなのね

先日お友達どうしで入塾してくれたAくんとBくん。 遠方なのでAくんはおばあちゃんと、Bくんはおかあさんと一緒に電車で来られたそうです。 授業が終わるまで保護者のお二人には見学がてらお待ちいただきました。 あとでAくんのおうちの方にお会いする機…

まだ指を使ってるんです

「うちの子、まだ指を使って計算するんです」 という話題がよくでます。 以前個人ブログの進化するように学ぶという記事でも少しふれたのですが、また書いてみようと思います。 指を使って計算してる子に 「もう指はやめなさい」 と言う必要はありません。 …

ミミズは何の仲間?

生徒たちと一緒に言葉をグループにまとめたりバラしたりする練習をしていました。 「花」というグループをパンジー・チューリップ・さくら・ひまわりなどに分ける。 その花や木、草などをまとめて「植物」というグループにまとめる。 そうやって情報の階層を…

フリータイムの使い方

小学生の子は授業後の15分程度をフリータイムとして利用しています。 かけ算の九九があやふやになってしまって、計算が弱くなっている4年生の子は、先月まで九九や割り算の計算練習をしていました。最近ほとんどできるようになってしまったので、今月から…

マシンガントークと不安

やたらめったらしゃべる子がいます。 誰かとおしゃべりするわけじゃなくて、ひとつの質問に何倍もの量の言葉で返事をするのです。 たとえば 「どっちが正解だと思う?」 と尋ねると 「こっちはこういう風であってそうなんだけど、あっちもこういうところが似…

算数文章問題練習会

8月20日(月)に、算数の文章問題の練習会を開催しました。 今回は応募くださった方が少なくて2人だけだったので、かなり丁寧に見ることができました。 以前から算数の文章問題を授業に取り入れているのですが、ほんとうにびっくりするくらい問題文を読…

鉛筆の持ち方

鉛筆の持ち方、どうですか? いろいろな子をみてきましたが、きちんと持てている子もいればかなり個性的な持ち方の子もいます。 意外とちゃんと持てていない子って多いですね。 この教室は書道や行儀作法系の習い事ではないので、多少個性的な持ち方であって…

作文の長さをコントロールする

作文を書くときには適正な枚数というものがあるし、話をするときも何分程度でという指定があったりします。 その長さのコントロールができない子は、 「うわー!!!たりない。あともう他に何か書くことはないかな・・・」 「あれもこれも言いたくてものすご…

感想文講座の内容

おかげさまであちこちの色んな生徒さんの感想文指導の依頼をいただいています。 今日はその内容についてお話しようと思います。 【一日目】 ほとんどの場合、1日目は原稿用紙を使いません。 まず本が決まっていない子は一緒に選ぶところからはじめます。 そ…

本を選ぶ

読書感想文は読書した感想を書く文章です。 みんな夏休みに書くものだと思っていますが、本当はいい本との出会いがあったらいつでも書いてみるべきだと思います。 書物を読んだ感想を書くのが感想文なので、本来は図鑑や辞書、漫画で書いてもかまいません。 …

スイミーの感想文

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし作者: レオ・レオニ,谷川俊太郎出版社/メーカー: 好学社発売日: 1969/04/01メディア: ハードカバー購入: 7人 クリック: 54回この商品を含むブログ (125件) を見る 読書感想文の練習のために、高学年の男の子にスイミ…

自分の感想を引き出す

夏休みが近いということで、小学生の生徒さんには読書感想文の練習を進めています。 本の選び方、どんなことを書いたらいいか、文の設計図の作り方、作文用紙の使い方など、いろいろな練習を行っています。 子供たちをみていて思うのは、自分の感想に鈍い子…

九九練習法

前にも九九について書きましたが、今度の授業で九九を練習する生徒さんのために九九練習表を作りました。 九九はただ覚えていえるだけでは意味がありません。 問題を解くための道具なので、ちゃんと使いこなさないとかえって混乱して面倒なことになります。 …

九九をしっかり

1時間の授業のうち、国語に関することをやっているのは40~45分。 残りの15~20分はフリータイムなので、やりたい内容を選ぶことができます。 利用方法はさまざま。 引き続き国語の勉強をする。 学校の宿題をする。 苦手な単元の練習をする。 英語…

数を数える

読解練習のために、算数の文章問題をあつかっています。 今日は2年生の女の子が、貯金の問題に挑戦。 今日は月曜日です。 昨日から、貯金箱に毎日貯金することにしました。 初めの日は1円入れました。 次の日は2円入れ、その次の日は3円入れる・・・とい…

反復・暗記の弊害

何かを学ぶとき、繰り返し練習したり覚えるということは学校や塾でも結構やるんじゃないでしょうか。 九九や漢字、問題集など、とにかくひたすら繰り返し覚える。 何度も何度もやってるうちに、体にしみこませる。 そうすることでスラスラ解けるようになって…

方丈記で知る対句表現

幼児から6年生まで、授業では必ず音読を行います。 学校の本読みとはちょっと違って、私が読み上げたのに続いて、同じ言葉を繰り返すというスタイルで行っています。 不勉強で知らなかったのですが、正確には素読というそうです。 素読については私の個人ブ…