3月の音読は、『韓非子』の中から「矛盾」を読みました。
テキストは読み下したものを使いましたが、せっかくの機会なので返り点を使って文を読むのにも挑戦してもらいました。
いきなり本物の漢文で扱うにはハードルが高いので、用意したのは以下のようなプリント。
まずはよく使うレ点と一二点をマスターしてもらいます。
暗号解読のような感覚で、ノリノリで読む子がたくさんいました。
中には楽しすぎて
「自主学習で返り点について書いて出したよ」
「自分で問題作って12ページもやっちゃった」
なんて子もいました。
漢文を読まされると思うと面倒になるけれど、こうして遊びながら覚えられるといいですよね。
日本語の授業でなんで漢文なんてやるの?
という話もありますが、漢文を知ることは日本語のルーツを学ぶことでもあります。
昔の日本人が、中国語の文をどうにか日本語として読めるように苦心した 様子や、それらを経て日本語としての記述方法を編み出していった様子を、ざっくりとでもいいので知っておくと良いのではないかと思います。