生徒たちには
「習ったことを後から確認できるように、自分でメモしておくんだよ」
と、自主的にノートを取るように指導していますが、私も毎回の授業で必ずノートをとっています。
今日はそれをお見せしようかと思います。
ある日の授業ノート。
授業1回につき、ルーズリーフ1枚を使います。
右肩にクラスや日付、上部にその授業を受けた生徒氏名をフルネームで書いておきます。
後は全体授業でやったことや話した内容、全員の生徒のその日の状況など気がついたことはなんでも書きとめておきます。
一ヶ月たつと、1クラスで4枚のルーズリーフがたまります。
これをぺらぺらめくりながら
「今月この子はこんな勉強をしましたよ」
「こういう問題が解けるようになりましたよ」
「まだここが弱いのでこんなふうに練習をすすめています」
と一人一人の保護者に向けて報告のお手紙を書いています。
全員の授業での様子をすべて記憶することは私にはできないので、このノートがないとお手紙もかけません。
生徒たちのちょっとした発言、なにげない行動も、こういう小さな記録を積み重ねることで、大きな傾向がつかめてきます。
これを繰り返すことで
「この子はこういう勉強方法がいいかな」
「こっちの問題集の方が効果的だな」
と判断しているわけです。
少しでも生徒たちのデータを蓄積して効果的にメニューを組むために、ノートはとても大事な役割を担っています。
小さな情報をうまく積み重ねていく、これは勉強する時も大切ですよね。
記録上手になって、少しでもたくさんのものを自分の中に吸収して行きましょう。