ゆとり国語教室のブログ

愛知県犬山市にある小さな国語教室です。目標は塾のいらない子を育てることです。

いちごが13こ

幼児クラスさんはもうすぐ入学ということもあって、最近は算数の文章問題を解いています。

今日は1年生向けの算数の問題集から出題。

問題は私が読み上げます。

 

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いちごが13こ あります。

7こ たべました。

いちごは なんこ のこっているでしょう。

 

1年生でもかなり終わりがけにやる問題です。

式や計算方法は教えていないので、読まれた内容をそのままノートに図にして解きます。

ノートはこんな感じ。 

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これは年少さんの子。

まだ鉛筆の持ち方がおぼつかなくて、

「いちごが2個までしかかけない」

と言うので、私がこの子の指示にしたがっていちごを代筆しました。

十字マークのついているのが食べた分ですね。

数字が鏡文字になっていますが、ちゃんと答えが出せました。

 

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この子は年長の男の子。

「13個もあるから数え間違えずに描くのは難しいよ」

と声をかけたところ

「横に数字を書いておけばまちがえないよ!」

と自分で考えてナンバーを振ってくれました。

 

 

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 年長の女の子。

女の子はさすがに絵が上手ですね。

隣でナンバーをつけてほめられてる様子を見て、自分でも数字を書き込んでいました。

この子は最近10のかたまりを意識し始めたので、10個と3個でわけたようです。

食べたいちごをパックマンで表してるところがかわいいですね。

 

 

シンプルな問題ですが、みんなそれぞれ自分なりに工夫して情報を整理しています。

ふだんは算数的な話はしないのですが、もうすぐ入学を控えた子が多かったので

「今みんながやったことを、これから学校で習う算数のお勉強では13-7=6って表すよ。ひくっていうのは減らすことだよ」

と、補足しました。

 

計算や式を立てることを早く習いすぎた子は、状況と式がうまくリンクしなくて混乱する場合があります。

まずはこうやってきちんと文章に書かれている状況を理解し、何を求めればいいのか、「ひく」「たす」とはどういうことかがわかるようになることが大事だと思います。