先日、音読の練習で「教育基本法」を扱いました。
最初のほんの少ししか読んでいないのですが、内容にちなんで
「世の中にはどんな学校があるのか」
「義務教育って知ってる?」
「学校がない時代の頃の子どもたちはどうやって暮らしていたのかな」
など、色々なことについて考えました。
中でも印象的だったのは
「私はみんなからお月謝をもらって授業をしているけど、学校へは授業料を払っていないよね。みんなの学校の先生たちは誰にお給料をもらってると思う?」
と尋ねたところ、半分近くの生徒が自信満々に
「校長先生!!」
と答えたことです。
3年生くらいまでの子はほとんどみんな「校長先生」一択でした。
会社では社長からお給料をもらう、学校の社長は校長先生・・・という考えのようです。
「校長先生そんなにお金ないでしょー」
「いや、学校でもうけた分をみんなに配って・・・」
「学校がどうやってもうけるのよ」
というようにあれこれ会話がはずみました。
中には
「いや、まって。もしかしたら教頭先生かも・・・」
「え、先生ってお給料もらってるの?何ももらってないと思ってた」
「ボランティアじゃなかったの?」
なんて言う子も。
教育基本法を通して、身近な先生たちの生活や学校の仕組みなどを知るきっかけになったのではないかと思います。
文章を読むことは、ただ読解力を身につけるだけでなく、たくさんの知識をつけることにもつながります。
様々な文章を読むことで、自分たちの世界をどんどん広げていってもらえればと思います。