ブログ更新をサボっている間に、季節はどんどん夏に向かっています(笑)
教室の生徒たちには7月8月にかけて、授業の中で読書感想文を一本書いてもらいます。
6月はそのための準備期間ということで、感想の出し方や長い文を書くときの注意点などを勉強しました。
感想文が苦手な子がよく口にするのが
何を書いたらいいのかわからない
ということ。
話を聞いてみると
「面白かった」
「見習いたいと思った」
「すごいなあと思った」
など、一言くらいの感想は出るようなのですが、そこから続かない様子。
だから授業では感想を掘り下げるためのキーワードをいくつか用意しました。
理由
なぜかというと、どうしてかというと
疑問と予想
どうして、なぜ~なのだろう?
→きっと~だからだと思う
比べる
ふつうだったら・・・。
僕だったら
もしもの話
もし同じことが身近で起こったら
もしこんな主人公が友達だったら
もしこの話で、こういうことが起こったら
別のエピソードを引用
前に似たような体験をした
別の本ではこうだった
友達がこんなことを言っていた
どんどん感想が出てくる場合は無理に使う必要はありませんが、もし感想を語るのに行き詰まったら、これらのキーワードで続きを考えて見ましょう。
たとえば「主人公ってすごい」で止まってしまったら「なぜならこういう場面でこんなことをしていたから」と、主人公のすごい箇所を詳しく説明します。
さらに「ふつうだったらこうすると思う」「僕だったらできなさそう」と繋げたり、実際身近にそんな「ふつうだったら」「僕だったら」の体験があるならここで紹介したり。
「どうして主人公はこんなふうにできたんだろう?」と疑問をなげかけ、「きっとこういう経験があったから」など、自分なりの答えを考えます。
「もしもその経験がなかったらできただろうか?」もしくは「もし自分にもそんな経験があればできるだろうか?」ともしもの話を想定することでまた話を膨らませることもできます。
そしてまた、「どうしてこういう経験があるとこんなことができるんだろう」と疑問を投げかける・・・。
という具合に、キーワードから思いつく内容をどんどん追加していきます。
同じキーワードを何度使っても大丈夫です。
この作業を繰り返していくうちに自分の感想をどんどん掘り下げて行くことができます。
低学年のお子さんの場合は、保護者の方が
「へえ、どうしてそう思ったの?」
「なんでそうなったと思う?」
「お友達に似たような子いる?」
など質問を投げかけてあげるとスムーズだと思います。
1行2行で行き詰まってしまう人はぜひためしてみてくださいね。