枚数指定のある作文を書いているとき、まとめまで一気に書き上げてから
「しまった、まるまる1枚あまっちゃった!!あと何かこう!!!」
ってこと、ありますよね。
反対にオーバーしそうになって、肝心のクライマックス部分を大幅に省略することになったり。
今回はそうならないように、最初からある程度枚数ぴったりに書き上げる方法です。
まずは設計図を作ります。
私はふだんはもっとざっくり書いていますが、初心者ほど細かく書いておいたほうがいいと思います。
これを見ながら最後まで口で内容を話せればOKです。
全体の流れが決まったら、だいたいでいいので真ん中をきめます。
このあたりかなー。
きっかけ部分であまり話題がなければ、もう少し下の方が真ん中になります。
でもまあ適当です(笑)
真ん中を決めたらそれを目安にどこで何枚書くか決めます。
2枚なら真ん中ラインあたりで次のページにいく計算だし、3枚書くなら真ん中ラインは1.5枚の場所になるので、それをめやすに適当に配分します。
あとはこれを頼りに書いてゆくだけです。
1つの話題をどのくらい詳しく書くかによって長さがかわってきます。
設計図は左端におおまかな内容、右へゆくほど細かい話を書いておきます。
また、同じ話題の中では上から順に優先度の高いエピソードを並べてあります。
短く書くならおおまかな流れだけで進めていって、細かい話はどんどんカットしていけばいいし、優先順位の低いエピソードはまったく使わない場合もあります。
長くしたいなら細かい内容や体験談などすべて具体例も詳しく書きます。
こうしてだいたい自分が決めたとおりの枚数で進められているか確認しながら書いていきます。
決めた枚数はめやすなので、絶対の決まりというわけではないのではありません。
さっきのところで足りなかったから、次の話題で多めに書いておこう・・・くらいなやり方でOKです。
こうして進めてゆくと細かい調整がきくので、書き終わってから大幅に足りない、オーバーしてしまうということはほとんどなくなります。
作文に限らず、時間が決まっているプレゼンやスピーチなどでも同じやり方ができます。
私はまとまった時間話をするときは、この設計図だけを持っていき、時間や相手の様子をみながら
「まだ時間があまってるからこっちの話も採用しよう」
「ちょっとゆっくり話しすぎちゃったからこの話題はカット」
「聞き手の反応がいいからこの話題は丁寧にしよう」
と、その場で調整して話をします。
読み原稿をつくってしまうと融通がききにくくなるので、この方が私は楽なのです。
最初はちょっと面倒かもしれませんが、身に着けておくと何かと楽な方法なので、ぜひ練習してみてくださいね。