2014年2月23日、丸山地区学習等供用施設にて、幼児さんの無料体験授業を行いました。
この授業は「小学校入学を前にした子たちのお母さんに、おうちで出来る文字や言葉の訓練を紹介すること」を目的に開催しました。
内容についてはまた詳しく書きますが、おうちでできそうなシンプルなメニューばかり選びました。
今回参加してくれた3歳~6歳のおともだち。
どの子もすでにおおむね平仮名が読める子ばかりで驚きました。
私からの質問にもきちんと答えてくれました。
授業内容は、五十音表を読み上げたり、読み聞かせをしてみたり・・・というものでしたが、実は隠しテーマがありました。
それは
「相手が聞いてきたことについて答える」
ということです。
子どもたちは話している内容や絵の情報をきちんと理解しています。
だから完全に間違ったことはあまり言わないのです。
でも尋ねられているのは人数なのか、回数なのか、個数なのか。
そこまで意識できる子って意外と少ないのです。
大きい子や大人でも
「うん、確かにあなたの言うことはあっているけれど、私が尋ねていることと微妙に違う」
という返答をする人は結構います。
日常会話ではなんとなくお互いに雰囲気で察して通り過ぎることもありますが、あらたまった場や、字数・時間が限られている時、テストで答える際には損をしてしまうこともあると思います。
授業ではわざと
「うーん、そのとおりだけど先生は何を聞いたんだっけ?」
と、正確な答えを促しました。
幼児クラスを一応設けてはいますが、私自身は、こういうことは生活の中で身に付けるのが一番いいと思っています。
コストもかからないし、子どもの時間を奪うこともない。
それに生活で身につけた知恵や知識は、教室やドリルで学ぶよりずっとその子に根をはって定着するのです。
だから今回の授業が、親子でことばに親しんでもらえるきっかけになったらいいなあと思います。
それでもし困ったことがあったら、うちの教室を思い出してもらえればうれしいです。