ゆとり国語教室のブログ

愛知県犬山市にある小さな国語教室です。目標は塾のいらない子を育てることです。

読解練習 台風のおはなしを読もう

10月のテーマは「読む」こと。

今月は台風についての文章を読んで、段落ごとにまとめる練習をしています。

それぞれの段落を一言でまとめて簡単なタイトルをつけます。

こんな感じです↓

 

 

タイトル 台風はどこでうまれてどこへいくの?  

①段落目

話し始め きっかけ

②段落目

台風の正体は巨大な風の渦巻き

問いかけ Aうずまきはどこで生まれるか Bどうやってできるか

③段落目

問いかけAの答え うずまきは南の海の近くで生まれる

④段落目

問いかけBの答えその1 海の水が温められて水蒸気になる

⑤段落目

問いかけBの答えその2 上へのぼった水蒸気が冷やされて積乱雲になる

⑥段落目

問いかけBの答えその3 積乱雲に風が吹いて渦を巻き台風のたまごができる

⑦段落目

問いかけBの答えその4 移動しながら大きくなり、台風になる 

⑧段落目

台風の動き方 風の向きによってかわる

⑨段落目

⑧段落目の具体例 夏から秋は日本に向かってくる

⑩段落目

台風のその後 水蒸気が少なくなり、消えたり小さな渦巻きになったりする

 

全部の段落に名前をつけ終わったら、みんなでそれぞれの関係について考えます。

ふたつに分けるとしたらどこで区切るか?みっつならどこか?

削ってもいい段落はどれか?

同じことをいっている段落はどれか?

こうして文の構造を理解します。

 

最後にまとめたメモをみながら要約文をつくります。

すでに段落を1行でまとめているので、これをつなげればそれほど苦労せずに要約できます。

この話は全部で10段落の文だったので、10行程度にまとめてもらいました。

 

それぞれの段落の位置関係や、段落ごとの役割がわかるようになると、文を読むのがとても楽になります。

国語の読解問題に、とても役に立ちますよ。

理科の知識も身について一石二鳥です。