9月はほぼ全クラスで「聞いてメモを取る」「そのメモをもとに聞いた内容を文にする」という練習を行いました。
話の内容は「お祭りについて」「英語と日本語のちがいについて」、「音読みと訓読みについて」などちょっとした雑学のようなもの。
子どもたちの学年や知識にあまり左右されないようなものを選んでみました。
メモを取るって結構難しいことですよね。
喋った内容を必死に全部書き留めようとする子もいます。
まったく手が動かず、結局ノートは真っ白のままという子もいます。
みんな、何をどう書き留めたらいいのかわからないんです。
最近の学校や塾はとても親切で、先生が
「ここを写しておきなさい」
「この言葉を書き留めておきなさい」
と指示をしてくれます。
場合によっては大事なことをわかりやすくまとめたプリントを配ってくれることも。
そうしてもらえることはその内容を勉強するだけなら、確かにてっとりばやくて効率も良いと思います。
でも世の中そんな親切な人ばかりではありませんよね。
会議での内容、仕事で、資格をとるために、自主的にメモを取らなくてはいけない機会はたくさんあるはずです。
1度聞いた話をうまく次につなげられるように。
何度も同じことを人に聞かなくてもすむように。
これから学ぶ全ての機会のため、生徒たちにはぜひ「自主的にメモを取る技術」を身につけてほしいなあと思います。