ゆとり国語教室のブログ

愛知県犬山市にある小さな国語教室です。目標は塾のいらない子を育てることです。

H24年度の音読

教室を開いてから毎月1つずつ読んでいる音読。

去年読んだのは以下の12作品。

 

 4月 枕草子 清少納言

 5月 雨ニモ負ケズ 宮沢賢治

 6月 方丈記 鴨長明

 7月 吾輩は猫である 夏目漱石

 8月 竹取物語 作者不詳

 9月 蜘蛛の糸 芥川龍之介

10月 奥の細道 松尾芭蕉

11月 小倉百人一首 藤原定家

12月 五十音 北原白秋

 1月 源氏物語 紫式部

 2月 平家物語 作者不詳

 3月 学問のすゝめ 福沢諭吉

 

一ヶ月かけて何度も繰り返し音読するので、生徒の年齢やノリを見て語句の解説や時代背景、作品の解説なども行なっています。

いつかまた出会った時に、

「あ、コレしってる」

「この作者ってこういう人なんだよね」

なんて親近感がわくといいなあと思います。

 

2年目の今年は4月に枕草子清少納言)、5月に和俗童子訓(貝原益軒)を読みました。

枕草子は2度目ですが、学校などでよく扱うものは間をあけて2度、3度読んでゆく予定です。

そして6月は太宰治の『走れメロス』。

いつもは冒頭文を読むことが多いのですが、今回は子どもたちに

「なにこれ、どんな話なの?」

って興味を持ってもらえるように、あえて最後の、メロスとセリヌンティウスが殴りあう場面を選びました。

どんな反応をしてくれるのか今から楽しみです♪