この春高校に進学した生徒のお母さんと少しお話をする機会があったのですが、親子の会話の中でこんなことを言っていたそうです。
「ノートは全部かけばいいってもんじゃないんだよ。もうわかってることは書かなくてもいいし、わかってないことや覚えておきたいことは記録しておくんだよ。数学でも頭のいい子はみんなそうしてるよ。でも苦手な子は全部書いてた」
お母さんは
「これはきっと国語教室で先生に教えてもらったことだな」
と思ってらしたそうですが、まさに授業の中で一緒に学んだことです。
ノートはただ書き写すものじゃない、自分に使えるものでなくてはいけない。
話を全部記録するんなら、写真やレコーダーを使えばそれで済むけど、それだと調べるのに時間がかかる。
たくさんの情報の中から自分に必要な情報を見極めて記録するから使える。
そういうことをふまえて
・何を記録しようか。
・どうやって書こうか。
・どんなふうに書けば後で使えるか。
そんなことに気をつけながら記録する方法を学びました。
高校に入って、実際に学校の授業でも実行してくれているんだと、とても嬉しく思いました。
国語の授業だけじゃなくて、全科目の下地になる授業を。
私のそんな願いをちゃんと受け止めてくれる生徒がいて、とっても幸せです。