教室でも時々やっている練習ですが、簡単にできる訓練方法なのでご紹介します。
用意するのは簡単な読み物。
量は自由なのですが、最初は１段落～３段落程度の文章を丸暗記し、覚えたら本文を隠してノートや原稿用紙に書き起こします。
ただこれだけ。
最初はひたすら呪文のように覚えると思います。
でも何度もそれを繰り返すうちに、なんとかして楽に覚えようとするようになります。
内容のポイントをおさえて道標にしたり、話の流れで接続詞を判断したり。「楽に覚えよう」と思ってする作業は、文章読解能力につながります。
また、人の文章を真似して書く作業はそのまま書く力につながります。
自分では使ったことのない表現を知ったり、どんなところに句読点を打っているのか、まるごと覚えることで自分の中にサンプルができます。
そしていざ自分が作文しようとするときに、記憶の中からお手本として引き出せるようになるのです。
内容をどうこうするわけじゃないので、覚えたものはすぐに忘れちゃっても大丈夫です。
繰り返すうちに覚えるのも早くなるし、覚えるのが早くなった子はだいたいみんな読解もできるようになります。
内容をちゃんと把握していないと覚えにくいですからね。
読む訓練にも書く訓練にもなる、文章丸暗記方法、オススメです。
自発的に毎日！ってなると覚える子供もしんどいので、週に１回とか月２回とか、決まった時間に定期的にやっていくのが一番いいやり方だと思います。
