ゆとり国語教室のブログ

愛知県犬山市にある小さな国語教室です。目標は塾のいらない子を育てることです。

ひっかかりやすいポイント

先日、うちの娘(年長さん)のお友達が、体験授業を受けにきてくれました。

赤ちゃんの時から知ってるので、リラックスしてノリノリで授業に参加できました。

見たところひらがなもカタカナもすらすら読めるし、私が話した内容もきちんと整理して理解できているようで

「よくできるね」

「本当は難しいんだよ」

とたくさん褒める場面がありました。

自分の子の賢さをあまり認識する機会がないママも、なんだか嬉しそうでした。

 

気になることがあるとしたら、自尊心が強いこと、完璧主義なこと。

私が

「これはどう思う?」

と尋ねた時も、わかっているのに「間違えるかもしれない」ともじもじしたりしていました。

このタイプの子は、頑張りやさんで真面目に勉強するので最初は順調に伸びるのですが、わからなくなったときにそれを質問できない場合があります。

それどころか、行き詰っていることを隠そうとする子もいます。

できていない自分を人に見せたくないんですね。

だからお母さんには

「このまま学校に通ってもちゃんと自分でやっていけると思うけど、一人で黙って行き詰まっていないか注意して、もしそうなっていたら早めに気づいてあげることが大事だよ。抱え込んだまま何ヶ月も放置して後で苦労する場合もあるから。やたらと消しゴムをつかったり、字が薄くなってきたら要注意だよ」

とお話しました。

もともとママ友なのでもうちょっとくだけた話し方でしたが(笑)

 

自尊心が強いことも完璧主義なところも、短所ではありません。

この子はそのおかげでしっかり話を聞き、頑張ることができます。

でもどんな子にも傾向があって、ひっかかりやすいところがあるのです。

そのあたりもふまえて、子どもたちと他愛のないおしゃべりをしながら

「この子はどんな性格かな。どういうところを気をつけてあげたらいいかな」

とひっそりチェックしています。