昨日高学年の授業で行ったのはメモのとり方と話す練習。
「お風呂に入るとどうして指がしわしわになるの?」
という文章を読んで、同じ内容を自分が説明するという内容です。
本文を見てはいけません。
見てもいいのは小さなミニボードに書いたメモだけ。
書くペンもかなり太いものを指定したので、小さくたっぷり書くことはできません。
メモは段落ごとに書きます。
どんな言葉をキーワードとして書き込むかは生徒で相談して決めます。
こんな感じに。
字が乱れてますがわたしが書きました。
「せんせい、もっと小さく!」
「場所をとるから漢字で書いて!!」
「あ!そこは矢印つけといて!!」
と、生徒に言われるままに書きました。
最初はいかにスペースを使わないかに意識がいっているようでしたが、徐々に
「この言葉がないと後で再現できないよ」
「ちょっと待って、それはなくてもいいんじゃない?」
「なんの話かわからなくなるから書いとかなきゃ」
「つなぎことば(接続詞)も入れたほうが良くない?」
など、後で自分が再現することを考えた発言が増えてきました。
ひととおりメモが終わったら段落ごとに交代で説明してもらいます。
今回ははじめてだったので
「あれ?ここでは何を言えばいいんだっけ?」
「前の文章と全然つながらない」
など、うまく説明できなくて困惑ぎみでした。
赤字で書き加えてあるのが、後から
「この言葉もあるとよかった」
と生徒が言った言葉です。
わたしがメモをするならもっと違うキーワードになるのですが、大事なのは
どんなキーワードがあれば後から自分がそれを再現できるか
なので、あえてあれこれ口出しはしませんでした。
この練習は授業のノートなどで、ただ黒板を丸写しにしちゃう子にも有効だと思います。
たくさん頭を使って、効率よくメモをとれるようになってほしいと思います。