ゆとり国語教室のブログ

愛知県犬山市にある小さな国語教室です。目標は塾のいらない子を育てることです。

眠気と戦う

マンツーマンで見ている子なのですが、いつもついウトウトしてしまう生徒さんがいます。

「大丈夫?」

と、声をかけるとハッとして

「いけないいけない!!!」

と気合を入れ直し、またしばらくするとウトウト・・・。

作文を書きながらだんだん文字が薄くなったり、問題を読みながら途中で意識を失ったり・・・。

真面目な子だということはわかっているので怒ったりはしないのですが、短い授業の中でちょこちょこ意識を失ってしまうのは効率が悪くていけません。

 「あなたがわざと寝ているわけじゃないのもわかってるし、起きようとして一生懸命なのもわかる。でもただ我慢するだけでは限界があるよ。自分は人よりも居眠りしやすいんだということをちゃんと認識して、それなりの対応をしなくちゃ」

と声をかけました。

眠くなりやすい子が他の子と同じように「がまんがまん!」と気合をいれるだけで起きていられるわけがありません。

その場の状況によってできることに限りはあるけれど、たとえばわざと積極的に発言・質問をしてみたり、薄荷のスプレーや濡れタオル、目薬などを用意してみたり。

もし許されるなら「顔を洗いに行かせてください」「立って授業を受けてもいいですか?」とお願いすることもアリだと思います。

 

よくよく聞くとその子はピアノのレッスンでも弾きながら寝てしまったり、家庭教師の授業でも寝てしまうとのこと。

「じゃあマンツーマンだと寝やすいのかな」

と言ったら

「あ!!そうだ。そうかも!!!!!」

とはじめて気がついたような反応をしていました。

シーンとした場所でかえって眠くなってしまう子、いますね。

私もわりとそうです。

ある程度のざわめきや音楽があったほうが集中できるんです。

 

だったらせっかくマンツーマンの授業なんだから雑音をいれようか・・・ということで、ここ数回は保育園児のうちの娘を自由にうろうろさせた状態で勉強しています。

ついでに軽くつまむ程度の食べ物を持ってきて食べるのもOKにしました。

それでちゃんと教えたことが身につくなら私は全く構いません。

 

もし眠気に限らず

「自分はいつもこれで駄目なんだよなぁ」

と思うことがあるのなら、まずは

「自分はこうなりやすい性質なんだ」

と認めてみましょう。

そしてどういう状況でそうなりやすいのか、ならないためにはどんな方法があるのかよく考えてみるといいと思います。

ただ

「寝ないように頑張る!!!」

より

「寝やすいからこうしよう」

の方がきっと気持ちも体も楽ですよ。

 

 

※記事内に書いた薄荷油はこんなのです↓

ハッカ油P 20ml【HTRC3】

ハッカ油P 20ml【HTRC3】

主に夏に涼しくなるために使っているのですが、数滴でかなりスースーするので眠気覚ましにも利用してます。

スプレーボトルにうすめたものを入れてシュッと一吹きしたり、どうしても耐えられない眠気のときにはこめかみなどに原液をチョンチョンとつけるとかなり効きます。

つけすぎると痛いですが・・・。