ゆとり国語教室のブログ

愛知県犬山市にある小さな国語教室です。目標は塾のいらない子を育てることです。

犬山市 きっかけ交流カフェ

先日、犬山市の企画する「きっかけ交流カフェ」にゲストスピーカーとして呼んでもらいました。 子育てしているけれどもう一度社会復帰したい。 何かはじめたい気持ちはあるけど、自分に何ができるだろう。 実際活動している人はどんなふうにやっているのだろ…

新年度の準備をしています

あけましておめでとうございます。 2019年を迎え、教室では高学年クラスへ進級される皆さんに、どの曜日で受講するのかをお尋ねしています。 今月中には在籍される生徒さんのクラス編成を終え、その後、空席待ちをされている方へのご案内をする予定です…

読書感想文講座 一部値上げのお知らせ

毎年大勢の方にご受講いただいている読書感想文講座ですが、今年度より値段を一部改正いたします。 【昨年まで】 一律5,000円 (お友だちや兄弟と同時受講なら500円引き) ↓ 【2018年度から】 初回・2年目の方 5,000円 3年目以降の方と中学…

習い事は単純なたし算にはならない話

これは以前別の場所でも書いた物ですが、習い事業界にいるものとしてこちらでも記しておきたいと思います。 私は教室に新規の生徒さんが来られるとき、できるだけ体験授業を受けることを進めますし、最初の1ヶ月でやめる場合は年間維持費もお返ししています…

一時的に下がる勇気

たまに保護者の方から 「この子、前よりできなくなったかも」 「勉強しないから退化してる」 という相談を受けることがあります。 実際にその子の様子を見てみると、それは退化ではなく、進化の途中であることがほとんどです。 しかし「できなくなってる」と…

クラス編成中

来年度のクラス編成の時期がやってきました。卒業する子、ほかの習い事や塾のためにやめる子もいれば、新しく入る子や高学年クラスに上がる子など、何かと変化のあるこの季節。1クラス4人程度の少人数でやっているので、定員オーバーしないように、みんな…

最低点は実力 最高点は可能性

読みのテストでも紙のテストでも、途中まで 「よし!一番を取るぞ!!」 「今までの最高得点をねらう!!」 と意気込んでいたのに、わからない問題があったりミスをして目標点に達しないと気付いた途端に、 「あ、もう無理だわ」 と、一気に戦意喪失して投げ…

音読と楽譜

すっかりご無沙汰しておりますが、久々にブログを更新しようと思います。 以前から音読の奥深さについて記事にも書いてきましたが、今日も似たようなお話です。 突然ですがみなさん楽譜は読めますか? 「読めるよ」 「読めないよ」 など、いろいろな方がいら…

自己分析~できていることを認める~

年度末の恒例となっている「自己分析作文」、今年も生徒全員に取り組んでもらいました。 自己分析と言っても特別難しいことをするわけではありません。 ①いま自分ができていること ②できていないこと ③なぜできていないのか(原因) ④何をしたらできるようにな…

塾代はなにに使ってるの?

以前、授業で読んだ文章に、物の値段の決まり方について書かれたものがあり、それをきっかけにこの教室の授業料についての話になりました。 ・原材料があるわけではないから、あまり高額にするつもりはない ・長く続けて色々な子を伸ばしたいから、自分に負…

勝負は1回!

教室の音読のメニューの中では、一人ずつで挑戦するチャレンジメニューがあります。 ●スラスラ読み 正確さを競います。 一文字でも読み間違えたらそこでチャレンジ終了。 単語を不自然なところで切ったり、言い直しも不可です。 ノーミスでどこまで読めるか…

何をするのか決める前に

普通に学校の授業を受けていても、どこかしら取りこぼしがあるものです。 「点数が低いからとにかく勉強しなきゃ!!」 と、とにかく学習時間や課題を増やす子が結構多いのですが、あまり効率的とはいえません。 弱点を穴にたとえるのであれば、穴の位置や大…

注意点は3つまで~教えることを選ぶ~

子どもが勉強をしているのをみていると、色々なことが気になってしまいます。 字が汚い。 書き順が違ってる。 解き方が間違ってる。 また単位を付け忘れてる。 公式の意味を勘違いしてる。 問題文を読み違えてる。 計算ミスしてる。 ちゃんと子どもに指導し…

【感想文練習】内容を指定して書く

まもなく7月。 教室の生徒たちは、夏に向けて感想文の練習を行っています。 今取り組んでもらっているのは、指定された内容に沿って文に起こしてゆく練習です。 たとえば今月音読している源氏物語の桐壺の部分について、生徒たちの意見を参考にしながら、 …

文末の「から」に気をつけよう【作文】

作文の入門として、この教室では一番シンプルな4行作文の練習をします。 4行作文とは、 ① 意見 ② 理由(できるだけ短く) ③ ②で書いた理由を詳しく説明 ④ まとめ(もう一度意見) というものです。 正確には4行ではなくて4文ですね。 この項目を満たしながら自…

困るまで待つ

私が生徒を教えるときに気をつけていることに、困るまで待つということがあります。 「今言ったことはノートにメモしておきましょう。」 「読むときはこのことに気をつけてやってみましょう」 「この問題はこのやり方で解きましょう」 など、前もって言って…

部活と受験

yutorikokugo.hatenablog.com ↑こちらは3年前の記事です。高校に入学してからも通おうとして、日程調整をしたこの子。でも結局部活があまりにも忙しくて予定が合わず、授業は行えませんでした。それから2年近く、毎日毎日部活漬けの毎日をすごし、高校2年…

今年の自己分析

新しい年を迎え、新年度のことを考えはじめる季節がやってきました。 1月の授業では生徒全員に自己分析を行ってもらいました。 以前の記事「自己分析」にも書きましたが、そんなに難しいことをするわけではありません。 ①自分ができていること、得意なこと …

いまいる場所をゼロに

教室に入ってくる方は 「あれができない」 「これが苦手」 と、何かしら悩みを抱えている場合がほとんどです。 そして多くの場合、親子ともに、できていないことに対してすごく萎縮しているのです。 「全然できなくて恥ずかしいのですが・・・」 「もう●年生…

減らないひき算

最近フリータイムを使って、ひき算の文章問題が苦手だという生徒の解き方をチェックしていました。 文章題が苦手な子は、文をよく読まずに数字の組み合わせで式を立ててしまう・・・というタイプの子が多いのですが、この子はそういう様子でもありません。 …

生徒募集状況について

この教室で一度に授業を受けられるのは、最大6名。 かなり少人数です。 最大6名と言いながら、実際はさまざまな理由で定員が変わります。 ○低学年の定員は基本的に4名 自分で判断して動くのが難しい低学年のクラスでは、一人一人に丁寧に指示が出せるよう…

算数解説文

今月はどのクラスも算数の問題に取り組んでいます。 学年に応じて、足し算や引き算の文章問題や、割合、長さの問題などに取り組んでもらっています。 ノートは式や計算で埋まっていきますし、 「先生、長さの単位忘れちゃった」 「あれ?どれをどれで割れば…

感想文指導のコツ③~下書きの進め方~

感想文のコツシリーズ完結編は、下書きについて。 感想文指導のコツ①~いきなり原稿用紙に書かない~ 感想文指導のコツ②~設計図を作る~ の続きになります。 下書きをする前に私が子どもたちに約束するのは2点。 ●字は、読める範囲であれば汚くてもいいの…

感想文指導のコツ②~設計図を作る~

今日の記事は感想文指導のコツシリーズの2つ目。 感想文指導のコツ①~いきなり原稿用紙に書かない~ の続きになります。 充分打ち合わせをして書く内容が決まったら、設計図を作成しましょう。 設計図とは、どんな話をどんな順番に書いてゆくのか、作文全体…

感想文指導のコツ① ~いきなり原稿用紙に書かない~

夏休みが始まっていますが、みなさん夏を満喫していらっしゃいますか? 私は季節を感じる間もなく、毎日朝から晩まで読書感想文指導をしています。 夏休みがはじまってからの十日ほどで、原稿用紙100枚を消費しました。 もうしばらく、感想文漬けの生活に…

感想を引き出すキーワード

ブログ更新をサボっている間に、季節はどんどん夏に向かっています(笑) 教室の生徒たちには7月8月にかけて、授業の中で読書感想文を一本書いてもらいます。 6月はそのための準備期間ということで、感想の出し方や長い文を書くときの注意点などを勉強しま…

自己分析

年度がかわってあわただしくすごしているうちに、すっかりブログ更新を怠ってしまいました。 これから書くのは、年度末に教室のみんなにやってもらった作業のお話です。 授業の中で同じ内容をいっせいに教えても、習得度合いは人によってさまざまです。 つま…

音読のはなし3~練習メニューの紹介~

この話は ○音読のはなし1~効果について~ ○音読のはなし2~最高の音読とは~ の続きです。 音読がすごく役に立つよ、奥深いんだよという話は以前書いたとおりなのですが、じゃあどうやって練習しよう?という方のために、教室で音読プリントを使って実際…

音読のはなし2~最高の音読とは~

前回の「音読のはなし1~効果について~」の続きのお話。 小学生の子供たちは、学校の授業中や宿題などで何かと音読する機会が多いと思います。 最初はつっかえつっかえ読んでいた子たちも、繰り返し読むうちにだんだんスラスラ読めるようになります。 でも…

音読のはなし1~効果について~

教室ではどの学年もまず最初に必ず音読を行っています。 読む文章は月変わり。 一年に12作品読むことになります。 これまでにも枕草子、方丈記などの古典作品や、いろは歌、走れメロス、蟹工船、日本国憲法などなど、いろいろな作品をよんできました。 「…